ポケモン菓子に期限切れ材料
株式会社ポケモン（東京都港区）は１５日、平成２５年７月～２６年４月に販売された「ポケモンパズル缶」など４種類の菓子約１万１５００個で、賞味期限が最大１５日間過ぎた原材料が使用されていたと発表しました。
ヤドラン：えー！信じられない！健康に問題はないのかしら？
クッキーの製造を委託しているエリザで、平成25年7月と同年12月に製造した4種類の商品に賞味期限切れ原材料を使用していました。健康被害の恐れはなく、食品衛生法違反には当たらないという事でした。該当商品は全て販売を終了しており、これまでに、消費者から健康被害の報告はありません。現在賞味期限内の商品では、期限切れ原材料は使用されていません。
株式会社ポケモンは、「今回の件を重く受け止め」と陳謝し、現在販売されているエリザ製造の商品の撤去、再発防止のための管理体制の見直しの強化をするとプレスリリースで言及しています。
https://www.pokemon.co.jp/corporate/press/objects/pdf/poke_151215.pdf
ヤドン：原材料って何なのやぁん？
ヤドキング：プレミックスといって、小麦粉や砂糖を混ぜたものだよ
プレミックスとは、Prepared Mix（調製粉）の略で、スーパーマーケットなどの店頭で販売されている、ホットケーキミックス、天ぷら粉、から揚げ粉、ケーキミックスなどが、家庭用プレミックスの代表的なものです。
ヤドラン：なるほど、お好み焼き粉みたいなものなのね
ヤドン：エリザってどんな会社なのやぁん？
株式会社エリザは大阪府大阪市にある食品製造業で、ポケモン関連製品の供給業者である株式会社松風屋と株式会社高山は、それぞれエリザに製造を委託していました。
なお、今月8日に、株式会社USJの商品にも同様の問題がありました。一部ではエリザ社員からの内部告発ではとの見解もあります。
2015年12月8日（火）夜に、製造元の株式会社エリザ関係者より株式会社ユー・エス・ジェイに情報がもたらされ、翌9日(水)午前中に当該製造会社の商品を店頭から全品撤去を完了し、大阪市保健所へ報告の上、10日（木）に株式会社エリザの製造工程や帳票類などの現地調査を行いました。また、12日（土）に情報提供者とも面談し、現地調査結果と合わせて事実の究明を行いました。
ヤドラン：USJの商品までエリザで作られていたのね
食品衛生法の趣旨は、飲食による衛生上の危害の発生を防止し、国民の健康の保護を図ることです。今回は、偽装していた事実がなく、現在販売されている商品には問題がないこと、健康被害が想定される事案ではないことから、当局は違反ではないという判断でした。
ヤドラン：これからは同じような問題がないといいわね
