ポケモンは邪教?慈善団体がクリスマスプレゼントにNG
国際的に活動する米国の慈善団体サマリタンズ・パースが、貧しい子供たちに贈るクリスマスプレゼントから、ポケモンとハリーポッター関連のグッズの禁止を発表しました。
ヤドラン:えー!?どうしてどうして?
サマリタンズ・パースは、福音派のキリスト教徒が運営する国際的な団体で、東日本大震災後、日本でも活動しています。毎年クリスマスには、寄付されたクリスマスプレゼントを世界100カ国以上の子供たちに贈っています。今後は、ポケモンとハリーポッター関連のグッズを見つけ次第取り除くことになります。
ヤドン:ほかに禁止されてるものは何かやぁん?
ヤドキング:壊れやすいもの、液体、融けやすいチョコレートなどだよ
サマリタンズ・パースは、ポケモンとハリーポッターを禁止することについて、次のようなステートメントを発表しています。
「子供たちへのクリスマスプレゼントは、100カ国以上の国々にいる信者たちの協力によって成り立っている。そして、その信者全員が同じ考え方をしているとは限らない」
「キリスト教徒のいくつかのグループは、ポケモンとハリーポッターは邪教を広めるものだと考えています」
「(ポケモンとハリーポッターの)ストーリーの中には、確かにそう考えられる部分がいくつかある。そうなると、キリストへの愛を説く我々の活動に反する可能性が出て来るのです」
ヤドラン:これを見る限りではひどい偏見だわ
ヤドン:うーん、子どもたちが喜ぶものって何なのかやぁん?
関連記事ではポケモンの世界観に偏見がある宗教として批判を集めていますが、実際に同団体のホームページを見てみると、以下の様なものを推奨している事がわかりました。
小さな車
小さなボール
小さな人形、小さなぬいぐるみ
小さな楽器
縄跳び
文房具(ノート、ペン、鉛筆、消しゴム、色鉛筆、クレヨン、マーカー、鉛筆削り、塗り絵、太陽電池の電卓)
歯ブラシと歯磨き粉
石けん、ミニタオル
くし、髪飾り
キャンディ
野球帽
おもちゃのネックレスなど
時計
懐中電灯
衣服(Tシャツ、靴下など)
どれも子どもたちの教育のための道具や、生活に必要なもの、日本に住む私たちが当たり前のように手にしているものであるということが分かります。しかしながら、ポケットモンスターのかわいいキャラクターたちが、子どもたちの笑顔の種になることは違いありません。